6章11〜16節
6:11 しかし、神の人よ。あなたは、これらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求めなさい。 6:12 信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。あなたはこのために召され、また、多くの証人たちの前でりっぱな告白をしました。 6:13 私は、すべてのものにいのちを与える神と、ポンテオ・ピラトに対してすばらしい告白をもってあかしされたキリスト・イエスとの御前で、あなたに命じます。 6:14 私たちの主イエス・キリストの現われの時まで、あなたは命令を守り、傷のない、非難されるところのない者でありなさい。 6:15 その現われを、神はご自分の良しとする時に示してくださいます。神は祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、主の主、 6:16 ただひとり死のない方であり、近づくこともできない光の中に住まわれ、人間がだれひとり見たことのない、また見ることのできない方です。誉れと、とこしえの主権は神のものです。アーメン。 |
前回は、にせ教師(あやまった教えをする人)に気を付けるようにと学びました。
そんな人もいるけれど、しかし神の人であるあなたは……と11節につながり、私達が避けるべき事と、求めるべき事が何であるかが書かれています。
@ 避ける(逃げる)べきこと。
これらは危険だと悟ってにげなさい。これは直接には前節で言っている金銭を愛する事を指しています。また同時に言葉のことで 争ったりすることは止め、避けなさい(4節)。
まずイエス様ご自身のことを知る事が大事です。
これらの事は避けるべきことだと、自覚(認識)するようにと勧めています。
A 求めるべきこと。
正しさ、神を恐れる敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和、これらは私達の中にはない事だと認めて、神様に与えていただきたいと、熱心に願って求めていきなさい。
12節 イエス様以外のことを問題にする人もいる中で「信仰のよき戦いを(この戦いとは命懸けの戦いとか、継続しての戦いを意味し)永遠の命を獲得する(召されて、イエス様とお会いする、その栄光の瞬間をめざして)その時まで、戦い続けなさい」と勧め ています。
永遠の命の獲得は、イエス様を信じる信仰だけですが、最終的に頂くまでには、命懸け、継続しての戦いがあり、それがなければ頂いた恵みの大きさを忘れてしまいます。この恵みの大きさを忘れず、絶えず主に叫ばずにはいられないための戦いが私達の人生に必要です。一生懸命教会で奉仕をし、毎週休まず礼拝に来ていても 私達がこの永遠の命を獲得し損なったら、何の意味もありません。神と教会の前で、信仰告白(ハブテスマ)をした者は、一人一人のこととして受け取りたいです。
13節 私達の地上の生活には、災いや試練があります。命の主権者である神は、その地上での使命が終わるまではそれを保護し、守って下さいます。当時洗礼(バブテスマ)を受けることは、皇帝に反発(死)を意味し、イエス様も自分がメシヤであるという[真実]だけは死(十字架)に直面しても譲りませんでした。そのイエス様の御前で言っておく……と。
14節 私達は 非難されることがいっぱいある存在でありますが、イエスから目を離さず、生きていきなさい。悪魔は再臨の時完全な救いを成して下さるイエス様から、目を反らせようと、あの手この手でせめてきます。偶像崇拝や、他に心を奪われることのないように生きて行きなさい。
私達は今は傷のいっぱい有る者です。その傷を癒す情報や、ものが散乱しているこの世です。それに惑わされることがないように、終わりの日に完全に傷のない者としていただけるように、イエスの十字架だけを見上げていきたいです。そのために、戒めを(みことばを貯えて)守っていくことを心がけていきましょう。
15節 神は本当の主権者です。再臨の時それを示してくださいます。人間は皆死にますが、神は死ぬことが不可能な方です。近付くことの出来ない光の中に住まわれる方です。
エペソ5章6節〜9節……光の結ぶ実……のことがあります。
崇めるべき方は イエス・キリストのみ
誉れと主権は イエス・キリストのみ
王と讃えられるのは イエス・キリストのみ
そこから 目を離さないように アーメン
質 問 今日の学び箇所から、考えて見てください。
@ 今 具体的に私が避けるべきことは何でしょうか。
〃 求めるべきことは何でしょうか。
A 永遠の命を獲得することを妨げようとする信仰の戦いは、何でしょうか。
B 今崇めるべき唯一の方(イエス・キリスト)以外を崇めていないでしょうか。