1章13〜14節
1:13 あなたは、キリスト・イエスにある信仰と愛をもって、私から聞いた健全なことばを手本にしなさい。 1:14 そして、あなたにゆだねられた良いものを、私たちのうちに宿る聖霊によって、守りなさい。 |
前回、パウロは福音によって永遠の命を得て、又福音によって投獄され苦しんでいるが、そんな渦中から若いテモテに励ましの手紙を送っています。福音の根本はイエスご自身であり、パウロはこのイエス様を知的にも体験的にもよく知っていたので、投獄の苦しみも恥とは思わず受けられていると言っています。
〔私達もこの福音をまずよく知ることにより、仕えていく事が出来、福音のご馳走・ご飯を分け与えていけるのです。〕と学びました。
今回は 13節からの学びですが、“私から聞いたことを健全な言葉(福音を土台とした聖書理解)の手本としなさい→キリストに結びついている時に、私、パウロの中に成長して(生きて)きた信仰と愛を持って”と言葉を変えて読むと解りやすいのではないでしょうか。自分の中にキリストが結ばせて下さる実を見なさいと、客観的に、自分を見つめて伝えています。パウロもそうであるように、私達はまだまだ信仰の成長過程にありますが、‘ぶどうの木’の例にもあるように、私達がキリストに結びついているときに、今迄の自分にはない何かに(行動とか愛の実に)気付くことが、あったりします。そんな時にはそれを冷静に受けとめて、「自分の中からは出てこない愛を・行動を与えて下さった」と感謝することも必要です。
14節 “あなたにゆだねられた良いもの(貴重なもの)を、私たちの内に宿る(ある)聖霊によって守りなさい。”
これと同じような表現が、テトス1章9節です。“教えにかなった信頼すべきみことばを、しっかりと守って(保って)いなければなりません。”
自分が受けたみことばをしっかり保っていくと、他の人が行き悩んだときや、間違った方向に行きそうな時にはアドバイスも出来ると勧めています。そしてそれは聖霊の助けを受けながら、やっていくことであり、人間の力や努力によっては守りきることは出来ないことを充分知りながらやっていくのだと勧めています。
質 問
1.キリストと歩む中で、自分自身の中に信仰や愛によって成長を与えられていると思え
ることはなんですか。
2.どのみことばによって今まで励まされ、また人を励ましていきたいと思いますか。
3.どのみことばによって自分の信仰の間違いを正されましたか。