2章8節
2:8 私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。 |
キリストの兵士には、必ず苦しみが伴います(3節)。ですから絶えず“キリストの恵みによって”強められる必要があります(1節)。
【私の福音に言うとおり】これはパウロがつくった福音ではなく、パウロが神から受取り、又宣べ伝えている福音の事です。
【ダビデの子孫として生まれ】⇒救い主がダビデの子孫として生まれることは、聖書の約束で、昔から神が預言者たちを通して語ってこられた事です。イエス様は旧約聖書で約束して下さった通り、ダビデの子孫としてこの世にお生まになりました。罪にまみれたダビデの家系から、全く罪をもたない神の子はお生まれになりました。それは、神が約束を守られる真実な方であることの証拠でもあるのです。
【死者の中からよみがえったイエス・キリスト】⇒イエス様は死にも勝利し、サタンに完全に勝利して下さいました。神の全能の力によって、イエス様は死からもよみがえられたのです。
【イエス・キリストをいつも思っていなさい】⇒お約束通りダビデの子孫から生まれ、死者の中からよみがえって全能の神の力を現されたイエス様のことを思っていることが、苦しみに勝つ秘訣です。逆にそのようなイエス様を忘れるなら、すぐに私たちは力を失うのです。
人間には不可能なことさえ、可能にすることが出来るイエス様に、私たちの心が向いていなければ、すぐに弱気になり、肉の思いにとらわれてしまうのです。
どのようにしてイエス様のことを思っていくのでしょうか?。頭では「イエス様に心を向けよう」と思うけど、なかなかそうならない時があります。祈っていても、祈っている内容にとらわれて、心がイエス様になかなか向いていかないことがあります。
そのような時に、不思議に讃美に助けられます。特に“勝利の讃美”や“主を崇める”ような力強い讃美は、神と私たちの関係を隔てる壁を打ち破ってくれます。
サタンは本当に讃美が嫌いです。肉の思いにとらわれたり、なかなか心が主に向けない時に歌う讃美をいくつか覚えておくと良いでしょう。サタンは私たちがイエス様のことを思わないように、いつも他のものを提示して「こっちに心を留めなさい」と誘ってきます。心がそれに奪われて、イエス様を心から締め出そうとしてくるのです。だから神の武具でいつも身を固めることが大切です(エペソ6:11〜18)。
質 問
@イエス様はあなたにとってどのような方ですか。
Aどのようにして、イエス様のことをいつも思うようにしていますか?。